新入生の皆様へ

ご入学おめでとうございます!

この文章を読んでいただけているということは少しは馬術部に興味をお持ちなのでしょうか…?

「馬に乗ったことなんてないしそもそも生で見たこともないゾ…」
といった心配はご無用!部員のほとんどは大学から馬術を始めた者ばかりです。最初は皆、馬への跨がり方から教わります。1メートルを越える障害を軽々飛んだり、大会で賞を勝ち取ったりしている部員も皆、初めは一人では馬に乗ることもままならないレベルでした(^_^;)

馬の上から見える景色は思った以上に高く、馬が歩くだけでこれほど揺れるのかと驚いたのを未だに覚えています。

入部のきっかけは人それぞれです。
大学に入ったら馬術部に入ろうと鼻息荒くしてた人
漫画『銀の◯』を読んだ人
友達に誘われてなんとなく入部して魅力にとりつかれた人
動物がたまらなく好きな人…
別になんだって構いません。

また、自分達で馬を養っていくんだという責任感や部員同士の強い繋がり、一日馬のお世話をするだけの体力(笑)といった、たくさんの物を得られるのも馬術部の魅力です。
他の部活やサークル活動では得られないことを毎日のように得られる、そんな部活なのです。

部員はシフト制で八街市にある馬場に泊まり込んで馬のお世話をしています。
だから自然と部員同士はまるで兄弟家族のような仲になっていき、普通のサークルでは得難い、友達を越えた一生ものの“仲間”ができます。

普通、馬に乗るためには高いお金を払って乗馬クラブの会員になる必要があり、年間で確実に6桁単位のお金が飛びます。
馬術は手の出しにくいスポーツなのです。馬術をやってみたいなら大学生の今がチャンスです!
大学馬術部では自分でお世話をする代わりに格安で乗馬ができます。
先輩のお古のブーツを譲ってもらったり、知り合いの乗馬用品店で安く購入することで、初期投資も少なくすみますよ!

驚くかもしれませんが馬という生き物はその堂々たる魅力とは裏腹にとっても繊細で臆病な動物です。
そして非常に賢く、愛情を注いだぶんだけその人になついてくれるのです。カワイイ!

とはいえ動物の魅力なんて文字だけでは伝えきれません!是非その魅力のひとかけらでも知るために馬場に遊びに来てみませんか?

馬5頭と猫4匹、そして個性豊かな部員一同でお待ちしています!

それでは皆さんの大学生活の成功を心よりお祈りいたします。

千葉大学馬術部一同

千葉大馬術部へのいざない

馬という動物は大きな体を持っていますが、その一方繊細で、とても賢い生き物です。日々の触れ合いの中で、動物と心を通わせて、互いに互いを思いやる。学生馬術という環境は皆さんが多くの物事を学び、体験することができる貴重なものであると思います。

躍動する馬の背に跨りながら見渡す景色は、普段のそれと比べ物にならないくらい素晴らしいものです。また、通りたい道や、走るスピードを馬に伝え、協力し合って動いていくと、あたかも人と馬が一体となったかのような感覚を覚えるかもしれません。
人間一人では越えられないような高い障害物を跳び越すことも、魅力的な演技を披露することも、馬と一緒ならばすべて可能になるのです。

馬たちのそれぞれ持つ性格や個性もまた、皆さんに感動を与えることでしょう。言葉の通じない関係であっても、喜怒哀楽ははっきりと読み取ることができ、逆に馬たちも人間の感情や性格を理解してくれるのです。
勝気な馬や寂しがり屋な馬、カメラを向けるとカメラ目線になる馬や放牧すると寝てばかりの馬。一癖も二癖もある彼らのユニークな仕草は、きっと皆さんを楽しませてくれるでしょう。

そして、動物と接して過ごす部活動にて得られる「仲間」たちも、皆さんにとってかけがえのない存在です。共に悩み、共に喜び合うことのできる彼らは、大学生活はもちろんのこと、ひょっとしたらこれからの人生においても協力し合えるパートナーとなってくれるかもしれません。

楽しそうなことばかり言ってきましたが、馬の世話をしていくということは、簡単なことではありません。時には作業に労力を必要としますし、生態や運動の知識も覚えなくてはなりません。また、言葉が通じないために、思い通りにならず、どうして自分の気持ちを理解してくれないのかと思い悩むこともあるかもしれません。
しかし、こうした努力を重ねた先には、きっと皆さんの前に唯一無二の「愛馬」がいることだろうと思います。

私たち千葉大学馬術部は、皆さんの大学生活に情熱とやりがいを提供できると考えております。

馬術部へのご入部を、一同心よりお待ちしております。

皆様と愛馬との素晴らしい出会いの一助になることを祈って。

令和3年4月1日
堀田 浩介(HP管理人・2013年度入部生)

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